

みずみずしい夏野菜の水分が適度に抜けて凝縮し、旨み深い野菜料理が手軽にできあがる料理です。ポイントは食べた時にそれぞれの野菜を感じる大きさに切り揃えること、視覚による美味感が増すよう彩りよくぎゅうぎゅうに整列して並べること、塩気とオイルの塩梅がちょうど良いこと。
野菜をよく炒めて水分を入れたら長くは煮過ぎず、野菜にちょうど良い火通りのところで煮るのをやめましょう。そこを見逃さず一番スープをいただけるようになりたいものです。野菜の大きさを考えずに切り、炒めることをせず水分と共に鍋に入れて煮込んでいくスープとは比べ物にならない味わいのものとなります。
毎日食べたい身近な食材を使い、ハーブ・スパイス使いはミニマムにして汎用性高く 作ります。作っておけば食事に野菜などがプラスでき、食欲増進効果もある。一晩以上置いてから食 べはじめ、日毎に味わいが変わるピクルスを楽しんでください。
ブレゼとは蒸し煮のような料理ですが、本来は主材料を焼いて、素材が浸る程度の少なめの水分やブイヨンを加えオーブンで調理する料理です。水分をたっぷり含んだ春野菜だからこそ柔らかく肉より火が入りやすい魚と火通りのタイミングが近く相性がよいものです
春野菜はみずみずしく食感は優しく香りが穏やかで、時には苦味のある野菜もあります。そんな野菜らしさを生かすにはシンプルな調理法が適しています。
フランスでは粉、バター、水分を混ぜ合わせて作る生地(生地のことをパットpâteと言う)を焼いたものを「タルトtarte」と呼びます。ご紹介する生地は、パット・ブリゼであり、油脂にはバターでなくオイルを使うのが特徴です。